中国には大国の自覚と透明性が必要です

中国経済が何かと話題になる中、G20が開催され、中国政府は株バブルが崩壊した事を実質的に認めました。上海株の暴落は世界同時株安をもたらし、日経平均株価も大きく下げました。大国となった中国は、経済面はもとより、抗日戦勝70周年記念軍事パレードでもその軍事力を誇示し、何かとお騒がせが続いています。世界に影響する大国となっても、あくまで中国は民主主義国ではなく、エセ資本主義国です。その事が、中国の不透明さを増大しており、今回の株価下落局面でも、資本主義国では考えられない施策を講じました。その事が、世界により一層の不安と不信感を広める結果となりました。中国は、大国の自覚を持ち、せめて透明性だけでも高めなければ、中進国からの脱皮はとても無理だと思われます。